スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2006年03月21日 [火]

「生きてこそ光り輝く」石橋幸緒

副題「19歳、養護学校から女流王将へ」

以前からずっと気になっていた本。
ようやく読むことがでいました。

未熟児に加え、腸閉塞を起こして、内臓も未発達、
水も吐き出すような、瀕死の状態で生まれた著者。

三日持つかどうかわからない。
出生届を出すのを待った方がいい。

だけど、両親はあきらめない。
そしてその願いを受けてか、
一日、また一日と生きていくのだ。

生まれたのも、育ったのも病院。
生まれてからずっと病院での生活だから、それが当たり前。

しかも4歳までベッドから下りることすらできず、
栄養はチューブで取り入れるという状況。
歩いたこともなければ、食事をしたこともなかったのだ。

そんな著者の記憶にある最初の味は「粉薬」。
粉薬を口に入れゆっくりと時間をかけて味わう。
病院で出す薬で最もまずいといわれるものだったが、
それすらおいしいと思ったのだそうだ。

少しずつ一時帰宅や外泊が許されるようになると、
母がいろいろなところへ連れて行き、
いろいろなことに挑戦させてくれるのだ。

おいしいものを食べ、英語教室に行き、書道教室に行き…。

そして6歳になると養護学校に通うようになり、
3年生になったときに出会ったのが将棋教室。

将棋がどういうものかすら知らなかった著者だが、
教える先生にも恵まれたのだろう。

ただひたすら駒の動かし方だけを教わるのだ。

理由は後からわかる。
ただ動かす順番を覚えなさい。
その基本を覚えるまでは誰とも将棋をしてはいけない、と。

そうして出会った将棋はめきめきと力をつけていく。
そして将棋という打ち込めるものを見つけた著者は
病弱だった体質まで少しずつ変えていく。

その後女流プロ棋士としての人生を歩んでいる著者は言う。

どんな人にも、光り輝くものがある。
一人ひとりに、それぞれ個性があり、
精一杯生きることで、その個性が輝きはじめる。

著者のその力強い輝きと、親の子供を支える愛情。
ぜひともオススメしたい。



生きてこそ光り輝く―19歳、養護学校から女流王将へ
石橋 幸緒
4569612911

スポンサーサイト

コメント

はじめまして

はじめまして
ライブドアブログで「花姥のつぶやき」というタイトルで細々とやっております花姥と申します。
たくさんご本を読まれていらっしゃるんですね。
石橋幸緒さんを検索していて、こちらに辿り着きました。
NHKの"人間ドキュメント"という番組で石橋さんを知りました。
彼女の一途な真剣さにとても感動しました。その時紹介されていた本を思い出し、読みたいなと思い、「生きてこそ光り輝く」この本の題名を調べていたのです。
こちらの記事を読ませていただき、ご文章が的確で大筋の内容が分かりました。ますます興味が深まりました。
ありがとうございました。またお邪魔させていただきます。
拙ブログにもお立ち寄りいただけましたら光栄です。
コメントの投稿
  • 題。 
  • 名。 
  • 頁。 
  • 宛。 
  • 語。 
  • 飾。
  • 暗証。 
  • 秘密。  管理者のみ表示。

トラックバック

ご挨拶

本と映画と気まぐれに☆
訪問ありがとうございます。
ゆっくりしていってくださいね☆
あと気軽にコメントをお願いします。
それを励みに頑張りますので!
TBも大歓迎です。気軽にどうぞ☆

このブログを登録☆ by BlogPeople

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近の記事

プロフィール

  • 管理人:永遠

  • ひたすら読書と映画鑑賞の日々。
    当初の予定とは違い、
    気がつけば本の感想のみに
    なってしまいましたが、
    地道に更新していきますので、
    どうぞよろしくです☆
  • 管理人サイト
    永遠へと続く夢のカケラ


  • 管理者ページ

検索



サーチする:
Amazon.co.jp のロゴ

全記事(数)表示

全タイトルを表示

ブロとも申請フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。