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2005年09月30日 [金]

「命の終わりを決めるとき」朔立木

「終の信託」「よっくんは今」の中編2作。

両方とも実際にあった事件を元に考えたということもあって、
いろいろと考えさせられる、問題作。

*「終の信託」

医師である折井綾乃は警察庁から呼び出しを受ける。
担当患者、江木秦三に対する致死量の弛緩剤投与による殺人の容疑。

いわゆる安楽死。

安楽死は
患者に死期が迫っていて、耐え難い苦痛があり、
なおか本人による意思の明示がなければ認められない。

だが自殺未遂の経験がある綾乃は知っていたのだ。
実際にその状況になったとき、
とても意思を明示できる状態ではないことを。

物語は綾乃が追い詰められたところで終わっている。
だが、長編と思い込んで読んでいたので、
なんとなくプツンと終わってしまった印象が拭えない。

だからこそ余計に安楽死という問題が、
読み終えた後もぐるぐると頭の中を回っていた。

*「よっくんは今」

こちらは一気に雰囲気が変わる。
「あたし」が「よっくん」に話しかける文章。

大好きな「よっくん」を殺害してしまった「あたし」が
警察の取調べを受けている。

その途中の警官によるセクハラ。
拙い口調で語りかける「あたし」。

なんとなく嫌な感じが付きまとう。


どちらの作品もその根底にあるのは「愛」
その「愛」が罪に問われる。

やりきれない思いでいっぱいの作品。



命の終わりを決めるとき
朔 立木
4334924611



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