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2005年04月04日 [月]

「ボクは日本人」信濃毎日新聞社編集局 編

副題「アンデレちゃんの一五〇〇日」

先日読んだ「無国籍」という本に紹介されていた本です。

国籍法に関するさまざまな法律で、
すべての人に国籍を有する権利がある、とされているのに、
生まれながらにして国籍問題に投げ込まれてしまったアンデレちゃん。

そもそものはじまりは、
長野県に住むアメリカ人牧師夫婦のところにかかってきた1本の電話。
未婚のフィリピン人女性の子供が生まれそうなのだが、
相手の日本人男性は行方不明で、本人も子育てをする余裕がないので、
子供を引き取って欲しいというもの。

リース夫婦には実子のほかにもすでに二人の子供を
養子として迎え入れており、
このアンデレちゃんも迎え入れることを承諾した。

そしてその後、母親は行方知れずに。
出生届を出しに行くと、
国籍問題が浮上、母親の国籍がはっきりしないが、
おそらくフィリピンだろうということで、
結局はフィリピン国籍として受理されるのだが、
それが無国籍問題へと発展していく。

日本政府はフィリピン国籍と認めたが、
はっきりと母親のパスポートを確認したわけではないので、
フィリピン政府側はこれを認めない。
結局無国籍状態へ。
そして正式に無国籍にしてから、
日本国籍をとるための裁判へと突入する。

そもそも、日本の国籍法には
子供の両親の行方が知れないときには日本国籍を与えるという法律がある。
今回問題となったのは、この「知れないとき」という表現だ。

基本的に「知らないもの」あるいは「存在しないもの」を証明するのは至難の業だ。
この法律の隙間に引っかかってしまったのだ。

たとえばベルギーでは無国籍児をなくすために、
「ベルギーで生まれ、無国籍となる子はベルギー人とする」
と法律で決まっている。

日本で起こっているこの問題に関して、
関心すら持たない日本人がいったい何人いるのだろうか?
当然の権利を生まれながらにもらうことが出来ない、
数多くの子供たちが、少しでも救われる
法律改正を進めて欲しいなあと思います。





ボクは日本人―アンデレちゃんの一五〇〇日
信濃毎日新聞社編集局
4784095144

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無国籍。普段気にとめたこともなかったのだけど、驚きました!なんとなく、難民とかそういうのかなあ?ぐらいにしか、考えていなかったけど・・・あまりに無国籍の人々が多いことに。そこに、確かに存在するのに、その存在を認められない。これほど悲しいことがあるでしょう

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